2023.1.23

【終了しました】東南アジア映画週間 2月4日(土)・5日(日) ゲスト情報

たかさきコミュニティシネマ
東南アジアの文化に触れることができるトークイベントが盛り沢山な映画週間。 ぜひこの機会に足をお運びください!

2/4(土)

10:20~11:49 『家族のレシピ』上映後、エリック・クー監督
         ジネット・アウさんによるゲストトーク ( 12:30 終了予定)
 
プロフィール
エリック・クー Eric Khoo

Zhao Wei Filmsを率いるエリック・クーは、数々の賞を受賞している映画監督で、1995年にシンガポールの映画産業を復興させ、シンガポールを国際映画業界に乗せたと評価されている。トロント、釜山、ベルリン、テルライド、ベニス、カンヌといった主要な映画祭に、シンガポール人として初めて作品が招待された。『Be With Me』(2005年)は2005年カンヌ国際映画祭の監督週間で上映され、『My Magic』(2008年)は4作目の長編映画で2008年カンヌ国際映画祭パルムドール候補となった。Phaidon Booksの、世界中の才能ある映画監督を紹介する本”Take 100 the future of Film - 100 New directors”に紹介されている。パリのポンピドゥー・センターでは作品展が開催され、2010年にはロカルノ国際映画祭で審査委員長を務めた。翌年には初の長編アニメーション作品『Tatsumi』(2011年)を発表し、第64回カンヌ国際映画祭に招待され、ニューヨーク近代美術館(MoMA)でプレミア上映された。これらの作品は、Mk2、ワーナー、マッチファクトリー、ワイルドバンチ等の国際的な映画配給会社によって取り扱われている。2012年にはアジアン・フィルム・アワード、ロッテルダム国際映画祭、2013年には富川国際ファンタスティック映画祭で審査員長を務めた。2017年にはカンヌ、短編映画コンペティションの公式審査員に招かれた。2018年には斎藤工、松田聖子主演の日本シンガポール合作映画『家族のレシピ(原題:Ramen Teh)』(2018年)が公開され、30以上の地域で上映された。HBOのフォークロア(2018年、2021年)、フードロア(2019年)はじめ、2022年にはマーク・ウィーンズとのFood Affairを含む、様々な企画をプロデュースしている。2023年にはCJ ENMのシリーズ「Hungry Souls」と、サンダンス映画祭でプレミア上映されたホラー映画『In My Mothers Skin』(2023年)の製作総指揮している。

 

ジネット・アウ Jeanette aw

シンガポールで最も著名な女優の一人で、数々の素晴らしい演技と受賞歴がある。  映画監督・作家・パティシエとしても活躍している。
       
13:00~14:50 『義足のボクサー GENSAN PUNCH』上映後、
 尚玄さんによるゲストトーク(15:30終了予定)
 
プロフィール
 尚玄 Shogen

2004年、戦後の沖縄を描いた映画『ハブと拳骨』でデビュー。三線弾きの主役を演じ、第20回東京国際映画祭コンペティション部門にノミネートされる。その後も映画を中心に活動するが、2008年NYで出逢ったリアリズム演劇に感銘を受け、本格的にNYで芝居を学ぶことを決意し渡米。現在は日本を拠点に邦画だけでなく海外の作品にも多数出演している。2022年、主演を務める『義足のボクサー G E N S A N P U N C H』(ブリランテ・メンドーサ監督)が、釜山国際映画祭 キム・ジソク賞を受賞。近年の出演作に『ココロ、オドル』(19)、『Come & Go』(21)、『JOINT』(21)など。今後『Sexual Drive』(22)、『DECEMBER』(23)の公開を控えている。

   
〇16:00~17:56 『永遠の散歩』上映後、マティドー監督による
 ティーチ・イン( 18:40 終了予定)
 
プロフィール
 
マティドー Mattie Do

ラオス人難民の子として生まれ、ロサンゼルスで育つが、10年以上前にラオスに戻る。彼女のデビュー作『Chanthaly』(2013年)は、アジア以外で上映された最初のラオス映画となった。この映画の成功により、マティはカンヌ国際映画祭のファブリック・デ・シネマ・デュ・モンド、東京国際映画祭のディレクターズ・タレント・ラボ、ベルリン国際映画祭のベルリナーレタレンツに選出された。ラオス政府が海外との共同製作を実現するために必要なインフラ整備を支援し、ラオス初のアメリカ、日本との共同製作をプロデュースした。2作目の『Dearest Sister』(2016年)は、ラオスが初めて第90回アカデミー賞外国語映画賞に応募した作品である。最新作『The Long Walk』(2019年)は、2019年ヴェネチア国際映画祭のヴェニス・デイズ部門、東京国際映画祭でプレミア上映され、シッチェス・カタロニア国際映画祭では監督賞を獲得した。マティはラオス初の、そして唯一の女性映画監督である。

2/5(日)

〇10:00~11:55 『復讐は私にまかせて』上映後、
 芦澤明子さん(撮影)によるゲストトーク( 12:35 終了予定)
 
プロフィール
 
芦澤明子 Akiko Ashizawa

東京生まれ。学生時代、8ミリ映画作りが高じて映画制作の世界に入る。中堀正夫氏、川崎徹監督に多くを学ぶ。ピンク映画、PR映画、TVCFなどの助手を経て31歳でカメラマンとして独立。1994年、平山秀幸監督『よい子と遊ぼう』から映画にシフト。以後、黒沢清監督の『ロフト』(05)、『叫び』(06)、『トウキョウソナタ』(08)、『岸辺の旅』(15)、『旅のおわり世界のはじまり』(19)、沖田修一監督『南極料理人』(09)、『滝を見に行く』(14)、『子供はわかってあげない』(20)、原田眞人監督『わが母の記』(11)、矢口史靖監督『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』(14)、深田晃司監督『さようなら』(15)、『海を駆ける』(18)、吉田大八監督『羊の木』(18)、大友啓史監督『影裏』(20)など数々の撮影を担当し、毎日映画コンクール、芸術選奨文部科学大臣賞など多数受賞。